ぼこがぼっち鍋を食べる理由(会食恐怖症闘病日記)

会食恐怖症という厄介な病気にかかって早40年。その病気を通したフィルターで世の中を見るとどうなるか?

田中さん1

どうも、ぼこです。

 

 

待望の文通相手との出会いを、やっと体験出来た、ぼこ。

 

www.bocotan.com

www.bocotan.com

www.bocotan.com

www.bocotan.com

www.bocotan.com

 

あの日から、早1ヶ月。

 

 

 

電話番号を交換していたので、今やすっかり電話でのやり取りになっているはずの、田中さんから、突然の手紙が!?

 

 

 

その内容とは?

 

 

 

『ぼこ君、お元気ですか?』

 

 

 

『あれから、電話で色々な話しが出来て、私も楽しかったよ』

 

 

 

『趣味の事とか、今度行く予定の映画の事とか』

 

 

 

『そうそう、今度の映画を観る約束なんだけど、突然体調を崩してしまって、当分行く事が出来なくなってしまったの』

 

 

 

『ごめんなさい。』

 

 

『また、体調が回復したら、遊ぼうね』

 

 

…田中。

 

 

 

(田中さん、どうしたんだろう?)

 

 

 

(あんなに元気だったのに)

 

 

 

(心配だなぁ)

 

 

 

それから、田中さんにも悪いので、電話も出来ず、ひたすら待ち続けて、また2週間が過ぎた頃…

 

 

 

電話が鳴った!

 

 

 

 

田中『ぼこ君約束していたのにゴメンね』

 

 

 

ぼこ『良いんだよ!そんな事より体調は?』

 

 

 

田中『なんとか良くなったんだけど…』

 

 

 

ぼこ『だけど?』

 

 

 

田中『ううん、何でもない』

 

 

 

田中『この前約束した映画、まだ間に合うから行こうか?』

 

 

 

ぼこ『田中さんの体調が良ければ行こう!』

 

 

 

そして、約束した当日…

 

 

 

田中『ゴメンね、この前は突然に』

 

 

 

ぼこ『いや、良いんだよ。それより大丈夫なの?』

 

 

 

田中『…』

 

 

 

ぼこ『???』

 

 

 

田中『行こうか!』

 

 

 

(なんか様子が変だぞ?)

 

 

 

(まさか、何も言ってない前から、もう振られたとか!?)

 

 

意味が分からない(笑)

 

 

 

そんな、ちょっと微妙な感じのまま、

 

 

 

2人で映画館で映画を見始めた、ぼこ達。

 

 

 

映画が始まって、しばらくして…

 

 

 

田中『ちょっと、ゴメンね!』

 

 

 

ぼこ『???どうしたの?』

 

 

 

田中『ちょっと、トイレ行ってくる!!!』

 

 

 

ぼこ『大丈夫?』

 

 

 

そう言い残して、走り去って行く、田中さん。

 

 

 

(どうしたんだろう?)

 

 

 

2時間半の映画が始まって、まだ残り1時間もある頃に、突然いなくなってしまった、田中さん。

 

 

 

そのまま、女子トイレに行くわけにも行かず、しょうがないので、1人で映画を観る、ぼこ。

 

 

 

だけども、田中さん、10分経っても、20分経って帰って来ない。

 

 

 

(どうしよう?どうしたら良いんだろう?)

 

 

 

そんな事を頭の中で考えているうちに、とうとう映画が終わってしまった!!

 

 

 

(どうしちゃったんだろう?)

 

 

 

とにかく、トイレの前で、待ち続けるしかない、ぼこ。

 

 

 

映画が終わって、少し経った頃に、顔色が悪い、田中さんが出て来た。

 

 

 

ぼこ『田中さん!大丈夫!』

 

 

 

田中『少し落ち着いたから、大丈夫』

 

 

 

ぼこ『今日はもう帰ろうか?』

 

 

 

田中『うん。』

 

 

 

そう言って

 

 

元気のない田中さんと一緒に、駅まで向かう、ぼこ達。

 

 

 

その駅までの帰り道で、田中さんが、ポツリポツリと話し始めた。

 

 

 

田中『実は、変なの。』

 

 

 

ぼこ『変?』

 

 

 

田中『身体が変なの。』

 

 

 

ぼこ『??どういう事?』

 

 

 

田中『ぼこ君とこの前映画に行く約束のちょっと前に、友達とイベントに行ったの。』

 

 

 

ぼこ『…』

 

 

 

田中『その時に、すごい、ものすごい不安感みたいな物が急に襲ってきて❗️』

 

 

 

ぼこ『うん。』

 

 

 

田中『もう死んじゃうんじゃ無いかってくらいの。』

 

 

 

ぼこ『えーー!!!そんなに??』

 

 

 

田中『それで、死んじゃう!って叫んだ所までは覚えてて。』

 

 

 

田中『そのまま気を失って、医務室に運ばれて。』

 

 

 

田中『その後くらいから、電車に乗ったり、違う所に行ったりすると、たまにその不安感の塊が襲って来て。』

 

 

 

田中『だから、大きい音とか苦手で。』

 

 

 

ぼこ『それで、さっきの映画が…』

 

 

 

田中『そうなの。映画も、音が耐えられなくて。』

 

 

 

田中『今日はもう大丈夫だって、思ったから誘ったんだけど、ゴメンね。だから…』

 

 

 

そう言った頃には、もう、駅のホームに着いていて、田中さんが帰る電車が発車しようとしていた。

 

 

 

田中『だから、もう会えないかも知れない(泣)』

 

 

 

そう言って、田中さんは泣きながら、電車に乗り込んだ。

 

 

 

ちょうどその時、発車のベルが!!

 

 

(ジリリリリリリ!!)

 

 

 

駅員『発車しまーす!』

 

 

その時、ぼこは!!